別に死んでもいいんじゃない?

そもそも、何で生きてるの?

ディズニーランドと輪廻

私の同僚にもディズニーが大好きな人がいます。年に何回も行ってはイベントやその限定のグッズなどを買ったりして楽しんでいます。

運営側も何度も足を運んでもらえるように、ありとあらゆる仕掛けを作っていますね。

アトラクションや食事、パレード、そしてお土産なんかを買って、あー楽しかったね。

 

また来たい!

 

はい、これが罠なんですね(笑

何だかんだ言って楽しかったな~、でもあのアトラクションには乗れなかったな~、次はもっと計画的に楽しも~。こんな具合に何度もディズニーへ通う事になるわけです。

輪廻もこれと同じような事ですね。

何だかんだ言って楽しかったな~、でももっとやりたい事あったな~、次に生まれたらこんな事したいな~、とか。

 

逆に恋人や友達と来た場合、まあ大体喧嘩しますよね。長い待ち時間にイライラしたり、相手に連れまわされて疲れたり。そういう人たちはもしかしたら二度と来たくないと思うかもしれません。でもそれは一緒に来た人が嫌なのであってディズニーそのものを嫌いになったわけではありませんから、また別の人と来よう、となるわけです。

最悪な人生だった、次はもっと違う人生を送ろう。といった感じで。

まあディズニーの場合はお金がかかるだけだから良いんですけどね。

 

人生の全てが順風満帆で最高に楽しめる環境だったらどうでしょう。また生まれても良いかな?なんて思いますよね。私はイエスの「富んでいる者が神の国に入るより、ラクダが針の穴を通るほうがもっとやさしい」という言葉の意味はこの事を言っているんじゃないかなと思いました。

私も子供のころ、バイキングというアトラクションに何十回と乗り続けた事があるのでわかりますが、楽しかった、のあとに続くのは、もっと楽しみたい、なんですよね。ここいらで満足しておこうというのはなかなか難しい。たとえ一つの事に満足出来たとしても、まだまだ無数のアトラクションがこの世には存在しているのです。

 

同じように「貧しきものは幸いなり」 と言う言葉は、持たざるものの方が未練や執着を捨てやすいからなんだと思います。この世に見切りをつけるというか、諦めるというか。まあ次こそはリベンジしてやる、という別の執着を持つ可能性はあるんですけどね。

 

そんなわけで、この世界はリピーターを増やす為、実に巧妙に工夫されたテーマパーク、といえるのかもしれません。

 

※ちなみに、何故ラクダが針の穴をとおるのだと疑問でしたが、元の言語では綱という意味もあるそうで、確かに綱みたいに太いものでは針穴は通らないだろうなと納得しました。また、馬鹿馬鹿しく有り得ないことの例えに「ゾウが針の穴をくぐる」という慣用句があるらしく、それをもじったという説もあるそうです。そうだとしたら中々お茶目な人ですね^^