別に死んでもいいんじゃない?

そもそも、何で生きてるの?

行動するな!

真理に到達したいなら世俗と正反対の事をすれば良いんじゃないかな?なんて短絡的に考えていますが、この「行動すること」に関しても同じ意見です。

世間ではとにかく行動することが推奨されています。不安を感じたりするのは、具体的な行動を起していないからだ、とか。

たしかに間違ってはいません。家賃が払えないどうしようどうしよう、と言っている暇があればさっさとバイトでもすればいいだけの話ですね。

 

しかし、不安の中でも具体的な物事に対する不安以外のもの、突き詰めれば死ぬ事への恐怖からもたらされるものですが、こういう不安を感じたとき、行動すればするほど真理からは遠ざかってしまうでしょう。

不安や苦というのは、私たちにとって最高の教師なのです。それは何時でもどこにでも四六時中あるもので、覚者を探して師事するよりも遥かに簡単で有効です。不安を感じたときこそ絶好の機会なのです。

私たちはいつも何処か外に真実があると思って彷徨い歩いていますが、とりあえず衣食住がそろっていて、明日にでも飢え死にする心配がなければ、いま少しじっと不安と共に座ってみてはいかがでしょうか。

 

そういう私もいつも不安が頭をもたげて来ますが、これは幼少期に安心を得られなかった事に起因しています。しかしこれは思考や体の癖みたいなものですから、あまり相手にしないようにしています。そのままにしておくと言いますか。これに振り回されて行動したところで、碌な事になりませんしね。

不安を無くそうと頑張る必要はありません。むしろ敵視すればするほど牙をむいてくるものです。湖面が波立っていようと底は穏やかなように、不安が暴れていてもゆったりと構えて居てください。